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子どもが悪いことをしたら、どうしますか?
多くの方が、大きな声で「ダメ」と言うでしょう。
じゃあ、もっと悪いことをしたらどうしますか?
もっと大きな声で「ダメ」と言うでしょう。
じゃあ、もっともっともーっと悪いことをしたら?
もっともっともーっと大きな声で…。
これって、キリがないですよね。
エスカレートして、最終的には叩いてしまう、なんてことにもなりかねません。
子どもを叱るのに、大声は逆効果
今日は、子どもを効果的に叱る、CCQについてお話したいと思います。
CCQってなに?なんか難しそうですよね?
でも、実は簡単な略語なんです。
C(Calm おだやかに)、C(Close 近くで)、Q(Quietly 静かに)の略です。
叱る時は、しゃがんでこどもの目線になって、近くで、静かな声で穏やかに話すと、子どもは言うことを聞きやすいです。
そう言っても、なかなか信じられませんよね?
子どもは、周りの雰囲気につられやすい
こんな経験ありませんか?
大きな声で遊ぶ子といれば、つられて大きな声になるし、泣いてる子がいれば、一緒になって泣いてしまいます。
だから、大人が大きな声でしかれば、大きな声で反発するのです。
一旦反発する方にスイッチが入ると、引っ込みがつかなくなり、意地になってどんどんどんどん反発していきます。
大人が負けじと更に大きな声を出せば、さらに強い力で、子どもも反発しようとします。
これでは、収集がつかなくなってしまいますよね?
子どもも大人も、怒りに身を任せていると、冷静に考えられなくなります。
適正な判断をするにはどうしたら良いでしょう?
そう、落ち着くことです。
子どもに言うことを聞かせるためには、まずは落ち着かせないといけないのです。
まずは、自分が落ち着こう
そのために大人ができることは、まずは自分が落ち着くことです。
CSPでお伝えした、落ち着くための方法を実行してください。
子どもがつられて落ち着いてしまうくらい、ゆったりとした落ち着いた気持ちになりましょう。
そうしたら、子どもの側にそっと近づいて、腰を下ろして、ささやくような声で、子どもにどうしてほしいのか話しましょう。
ある程度年齢が高くなった子なら、大人が指示するよりも、子どもに考えさせるように促したほうが、適切な行動を取りやすいです。
我が家でも、実践中
例えば、3歳の家の子は、弟のオモチャをよく取り上げます。
そんなときは、こんなやり取りをします。
誰でも、無理やりやらされるのは、気分が良くないですよね。
だから、子どもが自分から良い行動ができるように促すと、子どもは実行しやすいのです。
最後は、ちゃんと褒める
上のようなやり取りは、一見手間がかかるように思えますが、子どもを大声で叱りつけて、泣かせて無理やりやらせるよりも、短時間にスムーズにことが進みます。
それに、褒めて終わりにできるので、お互いに気持ちがいいです。
とは言っても、私も怒ってしまうこともあります。
それでも、やっぱり優しく言ったほうが子どもは、しっかり聞いてくれます。
子どもの悪い行動って、イライラするから、怒鳴りたくなる気持ちはよぉぉくわかります(笑)。
だけどこらえて、こらえて。
子どもに話しかけてみてください。
効果は抜群です。