思春期の心の発達は?思春期と心理学。

思春期といえば、何を連想しますか?

反抗期、体の変化、心の変化などなど、たくさん出てくると思います。

今日は、そんな思春期の「心の発達」、心理発達についてお話ししたいと思います。

思春期の子供と接することのある方や、思春期をすでに経験した方はよくご存じだと思いますが、この時期はとても不安定で、接する側も、子ども自身もしんどい時期です。

辛い時というのは、逃げたくなります。まっすぐ向き合えないことも出てきます。

そういったことに、抵抗するためには少しでも思春期のことをしていると楽になると思います。

思春期は体より心が成長していく

〈思春期の心理発達〉
第二次性徴が始まる時期。男の子は声変りが始まったり、ひげが生えてきたりします。

女の子はおっぱいやおしりが大きくなってきます。

体の変化に伴い、心も様々な変化をしていきます。

異性や恋愛への関心がつよくなり、自分の進路や、自分自身の在り方など、自分に対しての関心が高まります。

エリクソンの発達段階の青年期にあたる時期。

親からの自立が本格的になってくる時期。

「自立したい」という気持ちの一方で、自立の不安から、親への「甘え」も出てきます。

これが、思春期の親子関係を難しいものにします。

「自立したい」と思っても、それは簡 単にできるものではありません。

そのため、その自立は「親への反抗」として現れてき ます。そうまでしないと、親から離れることが難しいのです。

その様子を、ルソーは「第二の誕生」、西平は「心理的離乳」と表現しました。

親から自立したい、でも一人になるのは怖い、という不安から、友だち関係がとても重要なります。

その分、友だち関係に振り回されやすくなり、問題にも巻き込まれやすくなるのです。

「自立」と「甘え」に挟まれ、気持ち的にもとても不安定になり、ちょっとしたことでイライラしたり、落ち込んだりします。

体の二次性徴を促すためのホルモンの分泌もあり、いろんなことに過敏に反応しやすくなっています。

「疾風怒濤の時代」と呼ばれるくらいです。

物事をいろいろな方面から論理的に考えられるようになり、大人の矛盾にも敏感に反応します。

「先生だって○○してるじゃん」等と痛いところを突いてくることもあります。

ただ、論理的な考え方が完全に身についているわけではないため、思い込みが激しい面もあります。

大人から見たら小さなことにとらわれて、人生が終わったくらい悲しく思えたりするのです。

「教育心理学Ⅱ 発達と臨床援助の心理学」下山晴彦編 参考
「史上最強 図解 よくわかる発達心理学」 林洋一監修 参考

思春期について知ることは、親子関係を円滑にする

上で説明したように、身体の変化以上に心の変化に戸惑いながら、子どもたちは成長していきます。

思春期はとても不安定で、子ども自身、自分をうまくコントロールすることが難しい時期になります。

この時期に、今自分がどのような発達の段階に いるかを知ることは、自分客観的にみることに繋がり、自分をコントロールすることの助けになると思います。

思春期は自分に対する関心が高まり、自分自身がどうありたいかを考える時期でもあります。

心理学はそれを考えるための材料になるはずです。

自分自身のことを深く知ることで、自分に合った選択ができるようになり、より豊かな人生を送れると思います。

子どもだけでなく、親もそういったことを知ることで、子どもの葛藤をサポートしてあげる事ができるようになります。

みんな、一度は通る道であり、一度しかない道でもあります。

せっかくなら、いい歩みをしたいですね。

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